今回の趣旨:現在肛門疾患は日常診療の中で患者数も多く、大変重要な地位を占めています。従って、しっかりしたエビデンスに基づいた治療が大切です。しかしながら、本邦はじめ世界的に未だ痔核治療の治療ガイドラインは確立されていません。そこで、今回の研究会のコンセプトは「私の行っている痔核治療」とし、本邦でコンセンサスを得ている手術をはじめ、各地で一般的に行われている治療法をまず認知・理解することが目的です。その中から痔核治療指針ないし治療ガイドライン作成に役立つ事実を集積したいと思います。
以上の趣旨に沿って積極的に演題をご発表下さい。
その際、(1)集計期間 (2)術式名 (3)症例数 (4)年齢・性別 (5)合併症数・種類・結果 (6)再発形式 ・数 (7)治癒後の予後およびその追跡の仕方 の順で術式毎の記載をお願いいたします。不明なときは不明、各施設でのアンケート調査結果や電話 ・聞き取りなどの内容は、事実に基づいて実態を明らかにするために必ずご記載下さい。
また、今回も当研究会が行うアンケート調査にもご協力下さい。これは、日本の肛門科医の痔核診療の実態を知る上で大変重要な内容です。可能な限りブランクがないようにお願いいたします。
以上、当番世話人から会員の皆様に御願い申し上げます。