日本臨床肛門病学会

理事長挨拶

岡本欣也理事長

令和5年4月16日の臨時評議員会におきまして、日本臨床肛門病学会理事長に選出されました。
まず初めに岩垂初代理事長は日本臨床肛門病学会を設立され、肛門病学の発展に多大な貢献をなされたことに、心より敬意を表します。
今回、二代目の理事長に選出されたことは、身に余る光栄ですが、重責に身の引き締まる思いです。今後、本学会がさらなる発展をとげるべく、理事、評議員の先生方のご協力のもと、精進して参りますので、宜しくお願いいたします。

さて本学会の特徴は手術技能を基に選定する認定制度と手術動画を中心に議論を深める学術集会・教育セミナーにあり、肛門専門医の育成、手術の標準化、手技の向上のために、認定制度、学術集会・教育セミナーの在り方について継続してまいります。
肛門疾患においては大学病院などでの教育システムはなく、各々の診療施設での指導によるため、標準化がなされていないのが現実です。本学会が広く周知され、肛門手術に興味をもってもらえることが、本邦の肛門診療の向上につながると考え、一般消化器外科の先生方にも入会していただけるよう努めてまいります。

本学会がさらなら発展をとげるために、会員の先生方のお力添えと提言が必要と考えております。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

2023年5月
日本臨床肛門病学会 理事長 岡本欣也

 

初代理事長挨拶

岩垂純一初代理事長挨拶

肛門診療を行う医療環境が危機的状況にある中、日本臨床肛門病学会は設立されました。

本会は、肛門病学の臨床的・基礎的研究並びに肛門疾患の予防、治療の進歩、発展に寄与するとともに、これらを介して国民の健康と福祉の向上に貢献し、そして肛門領域に特化した単一の学会として独自の認定制度を立ち上げ、学会誌の発行、学術集会の開催等を行ってまいります。

そして肛門に特化した独自の認定医制度を立ち上げ実行していくことで、各々が高度の専門性を意識し、真の専門医を目指します。

また肛門に特化した学会として肛門診療の重要性について社会に向けて発信し、啓蒙活動を行い、社会に理解を得る活動を行い、かつ肛門病に悩む一般の方に情報提供を行ってまいります。

なお以上の学会としての活動は既存の日本大腸肛門病学会から分派するのではなく、共存する学会として行動します。

皆様の臨床肛門病学会へのご支援、ご協力の程を、よろしくお願いいたします。


2016年4月1日
日本臨床肛門病学会 初代理事長 岩垂純一